3回目を迎えて、すっかり中古カメラファンに広く認知され、夏の名物催事としても確固たる地位を築くに至った。
特にこの年は、35ミリカメラの始祖であるウル・ライカの展示を行い、文化・社会的にも広く注目を集める事となった。本国ドイツよりライカカメラ AG社長自らの手で、この世界に1台しかない初代ライカのプロトタイプが会場に届けられ、初日オープニングには賑々しくテープカットが行われた。

参加店舗 アイ・エヌ・ジー・スタイル
アメ横カメラ
大塚商会
Canera & Watch Bar Okadaya
カメラのコセキ フォトテック店
カメラの塩田
カメラのハヤシ商事
カメラの八雲
川桝カメラ店
サンアイカメラ
サングットカメラ
スズキカメラ商会
セキ写真
寺田写真商会
日東商事
丸富士商会
代々木カメラ
ライカショップ(以上カメラ店 / アイウエオ順)
高橋七宝塗装
Artisan & Artist
ワールドフォトプレス / PX(以上用品メーカー・他)

回を重ねて参加ショップも次第に定着し、ほぼ現在と変わらない顔ぶれとなってきた。前年に引き続いてオース
トリアのライカショップがこの年も参加。社長のペーター・ケルン氏はウルライカの展示にあたっても多大なる
尽力を惜しまず、以後今日に至るまで本催事のメンバーとして厚い友情とパートナーシップで結ばれた、なくて
はならない存在となった。

トークショーには、日本における報道写真の第一人者であり「不肖・宮嶋」として広く知られる
宮嶋茂樹氏をゲストに迎え、多くの来場者を集めた。

トークショー 中・大判カメラのテクニック(渡辺敬三)
プロ用ハーフサイズカメラ(中山蛙・ガンダーラ井上・岡田修一郎)
Ur-Leica ストーリー(田中長徳・Peter Coeln・村田統二雄)
初心者カメラ教室 ”楽写塾”(今井隆一)
報道カメラマンの迫真の眼(宮嶋茂樹・勝谷誠彦)すべて敬称略



◆2003年当時の主なカメラ新製品

ライカ M7
(2002年3月)
ライカ R9
(2002年11月)
ローライフレックス 4.0FW
|(2003年5月)

その他   フォクトレンダー ベッサ-R2(2002年4月)
      ニコンS3ブラック(2002年6月)
      ハッセルブラッド H1(2002年12月)


◆2003年の出来事
 1月 朝青龍がモンゴル出身の力士として史上初となる、第68代横綱に昇進
 3月 第75回アカデミー賞で宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が長編アニメ映画賞を受賞
 4月 六本木ヒルズがオープン、東京の新名所として人気を集める
 9月 阪神タイガース、18年振りのリーグ優勝
10月 アーノルド・シュワルツェネッガー、カリフォルニア州知事に選出される

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